相手のいつきを把握しよう
剣道の試合では、相手が得意技を狙いすぎていると体に力が入りすぎて瞬間的に動きが止まる、いわゆる居付く状態になってしまうことがありますね。
また、こうしたひとつの技を狙っている時は、いつもよりこれで一本をとろうという気持ちが強くなってしまうことから、それほどこちらの攻めが効いていない状態でも、得意技を狙うあまり打ち急いでみたりと通常より攻め自体が雑になることがよくあり、起こりを見せてしまうことがあります。
例えば、相手が引き技を得意としていて、その技を狙いすぎている場合は、いつもより体が沈みこんだり引く時に動きが止まったりすることが多いように思います。
そのような時は、その瞬間のスキを逃さずに引き技で打つと決まりやすいです。
このように、もし相手の得意技を知っていたり、試合中に気づいたならあえて相手の得意とする技で打つと良いでしょう。
そうすることで相手は虚をつかれ瞬間的に反応が出来なくなり１本になる可能性が高くなります。
また、逆にこちらが得意技を狙っている場合は、いついたり起こりをみせたりしないように無防備な体勢を作らないように気をつける必要があります。
なお、一本を取る為に相手をいつかせるための戦術は、いろいろなものがあり高段者の先生によって指導に多少の差があります。この香田郡秀先生の剣道上達革命ＤＶＤでは基礎的な考え方が分かり、送り足で一気に間合いを詰めるなど、稽古で心すべきポイントが分かりやすく解説してあります。
一本勝ちの為の相手のいつかせ方とは？
