攻めを強化する稽古法とは?今のご時世に勝つためには有効な練習
剣道の試合で攻めがしっかり効いていますか?
今の剣道は「つばぜり合いはなるべく避けよう」「すぐに別れよう」「すぐに技を出そう」というような審判法になっていますね。
そのため、これまではつばぜり合いの技が多かったのが、正しい構えから相手との間合いをしっかり詰めながら攻め込んで打突につなげる一本打ちからの技が非常に多くなっています。
そのため、攻めが弱いのはダメ。
今の剣道の試合に勝つためには、もっと攻めを強化することが必要と考えます。
それには、攻めを強化する稽古を行い、攻めが効いているかどうか、攻めが効いているときに元立ちは打たせ、攻めが効いていなかったら応じ技を出す、といった稽古をやるといいです。
例えば、相手の攻めが効いていない場合は、面打ちをすりあげて面を打ったり、あるいは返したり、打たせないだけでもいいでしょう。
このような攻めを強化する稽古も、なるべくつばぜり合い避ける今のご時世の剣道の試合に勝つためには有効です。
要は普段の稽古内容を実戦でどう活かすか?
当たり前のようだけど、実際には難しいことですよね。
ただ打つだけの練習ではなく、打つ前の攻め方の稽古がこれからは重要になってくると思います。
これをお互いがやることで、相手の打突を引き出し受ける側の元立ちも「こうやれば攻めが効くんだな」「こういのは攻めが効いていないんだな」というのもわかってくるようになり、それを今度は自分が打つ場合に活かしていくことができます。
剣道ではこうして得た課題を、普段の練習メニューにあてはめ、どのようにすればうまくいくのか、自分なりに考えたり工夫することが大切です。
人から押し付けられた練習はモチベーションが上がりにくいものですが、自分が強くなりたい、試合に勝ちたいといった目標がある稽古なら、頑張る原動力になります。
そして、その練習でやったことが試合で発揮されれば、より稽古が楽しくなりモチベーションもさらにあがるといった、好循環になるはずです。
こうしたいい流れを作って、今のご時世でも効率よく上達していきましょう。