個人戦と団体戦の試合の運び方
剣道の試合では個人戦と団体戦がありますが、当然、試合の運び方は違います。
よく剣道の試合では、我慢すれば絶好のチャンスという勝機は必ず1試合3回は巡ってくると言いますね。
ですので、個人戦で心がけることで大切なのは、勝とうというよりも、むしろ負けないという気持ちがあっているように思います。
この勝機の僅か数秒も満たない時間を作る為に、相手をどんどん追い込んでいくのが技術です。
無理な勝負をせず、攻めながら相手の技を殺し、打たせないようにしながらチャンスを待ちます。
そして、ここぞという勝機に思い切り打って出るのです。
ですが、団体戦ではチームが勝利することが優先です。
したがって、考えるべきなのは自分のポジションや相手との相性、チームメイトの調子などを考え、どうすれば勝てるのかを総合的に考え予想をたてます。
例えば、大将が絶対的安心感があり、先鋒、もしくは次鋒があなたのポジションなら前半から2本とれるよう積極的に勝負したりとか、逆に2本負けだけはしないようになど、中堅、副将を頭に入れながら大将に繋げられるように、チームが勝利するように試合運びをするようにしなくてはいけません。
そして、一番大事なのは負けても信じ合うチームメイトとの心の繋がりです。
そこでチームが勝つ為に何をしているのか?チームみんなが分かっていることです。