竹刀操作の重要性
竹刀操作が上手く出来ていますか?
剣道の試合で臨機応変に打突を繰り出すには、竹刀操作がとても重要にになってきますが、前提として正しい竹刀の握り方をしていることがが大切です。
何故なら、これが悪いと冴えのある打突に繋がらないからです。
まず、左手の正しい握り方は、柄頭を余さないようにして、小指、薬指、中指の3本で握るようにします。
そして親指と人差し指でV字を作りそれが上に来るように握ります。これは右手も同じです。
ですが、この時に柄頭を余して握ってしまうと、相手に竹刀を打ち落とされたり払われた時に、床に落としてしまいやすくなるので、左手は柄頭いっぱいを握るようにしましょう。
イメージとしては、傘をさすような感じで握ると正しく出来ます。
竹刀操作でも左手の使い方はとても重要です。
一方、右手は竹刀操作においてかじ取りのような役割をします。
人差し指が鍔に触れる程度のとこで上から軽く握るようにしますが、右手全体を鍔につけて握ってしまうと、手首のスナップを利かすことが出来なくなってしまうので、卵を握るようにという教えがあるように、余分な力を入れずに軽く持ちましょう。
常に正しく行うことで、竹刀操作も高まり攻め口も広がって来るので、握り方の確認は常に怠らないようにしておきましょう。
なお、竹刀操作を高める練習としては、パートナーと互いに中段で近間で向き合って構え、右手で自分の竹刀をコントロールして、構えた相手の剣先に当たらないようにぐるぐると出来るだけスピーディーに回すように練習しましょう。
1分3セットくらいを目安に、左右どちらの周回でも行いましょう。