鍔迫り合い
鍔迫り合いは相手と鍔を合わせて激しく競りあった状態ですね。
鍔迫り合いは、決して気を抜いていいところではありません。
こちらが少しでも気を抜いてしまうと相手から打たれてしまうという危機感を持つことが大切になり、むしろこちらから積極的に打突をする機会を狙っていくことが勝つには必要です。
その為、強くなる為には欠かせない基本技術です。
特に、体当たりや打突した後は特に、つばぜり合いになる状態になることが多いものです。
そして、正しい鍔迫り合いの姿勢とは、相手を見据えて背筋を伸ばし前かがみにならないようにして、相手の鍔とこちらの鍔をしっかり合わせるようにします。
相手の隙あらばすぐに攻めに行けるように、常に打突を出来る体勢を整えておくようにします。
また、鍔迫り合いは正しく行わないと反則を取られてしまうことが最近多くなっているように思います。
その為、どのような鍔迫り合いが反則を取られてしまうのかを知っておくことも、試合を有利に運べ勝つには必要です。
反則を取られてしまう代表的なものとしては、
●鍔が長時間に渡って相手と合わさずにいる。
●自分の拳を相手の拳の上に乗せ、押さえる状態を長く続ける。
●相手に攻めさせないように、竹刀を裏に回した状態を長時間続ける。
などが反則としてとられる代表的なものです。
なお、剣道は階級がないので大きな体をつくると鍔迫り合いで有利な面があるように思います。
その為、相手に負けないように必要な部位に絞って筋トレなどをして、振りのスピードを早めるなどのトレーニングをすることも強くなるには欠かせないでしょう。