面を連続で打とう!
連続技には、小手から面・胴、面を続けて打つものなど、1本目を打ちにいき決まらなかった場合に続けて打ちに行くものです。
面を続けて打つ場合は、最初の1本目が決まらず、相手が後ろに下がるような場合に有効な連続技です。
面の打ち方は同じですが、連続して打つので、1本目を右足で踏み込んで面を打ったなら、すぐに左足を引きつける必要があります。
そうしなければ、次の技を出すのが遅れてしまい、せっかくの相手の出来た隙を逃してしまうことになるからです。
基本的な面を続けて打つ連続技のやり方としては、右足で踏み込んで面を打ちに行き、1本にならなかったら次につなげるために、直ぐに左足を引きつけて正しい足構えに戻り、相手が下がるなら、そこを狙って再度右足を踏み込み面を打ちにいきます。そして、面を打ったらすぐに残心の姿勢をとるようにします。
この時にあせって左足を戻そうとして引きつけた時に、正しい足さばきが出来ず、左足の爪先を外側に開いた撞木足になってしまうと、面を打つとき真っ直ぐ竹刀を振れないなど次の技が出せなくなりますので、足さばきも含め基本を確実に身につけるようにしましょう。
なお、剣道が強くなるためには、足さばきなどの基本の練習を正しく何度も繰り返し行うことが大切です。
特に「切り返し」と「かかり稽古」を何度もおこなって、剣道の肩と強い足腰をつくり、さらに地稽古で本物の剣道の「強さ」を身につけることが大切です。