しかけ技のバリエーション
しかけ技は、こちらから相手の一瞬のすきをつき積極的に攻めていくのがしかけ技です。
そして、しかけ技にも様々なバリエーションがあります。
●面
・飛び込み面
飛び込み面はタイミングが大切で、相手の表をとった一瞬のすきをつき飛び込んで面を打ちにいく技。
・打ち落とし面
表をとられた相手が後ずさりするところを狙い竹刀を打ち落として、すかさず踏み込み面を打つ技。
・巻き落とし面
相手の竹刀に自分の竹刀を絡めるようにさせながら、前へ出る力を利用して竹刀の回転に相手の竹刀を巻
き込んで落とす。
・つばぜり合いからの弾き面
表崩しで相手のあいた面を素早く打ち、さがる。
・出ばな面
間合いをとるせめぎ合いで、相手が前に動き出す一瞬のすきを捉えて面を打つ。
●胴
・胴押さえこんで逆胴
上から相手の竹刀を抑え込みながら前に出て、面や小手、胴を同時に防ごうとするよけ方をした場合に
すきのできた逆胴を打つ。
・裏崩しからの逆胴
つばぜり合いから裏崩しで、相手の右小手や面があき、それをかばう相手のすきの出来た逆胴を打つ。
・下崩し引き胴
自分ののつばを相手のつばにのせ、上からのしかかるように相手の竹刀を押し下げる(下崩し)と、相手は
元の状態に戻そうと押し上げてきた時に、竹刀をはずして出来た胴のすきを打つ。
●小手
・飛び込み小手
表をとられた相手が竹刀を押し戻し表を取り返そうとしたところをかわし、その時の相手にできるすきを
狙い右小手を打つ
・面フェィント小手
面から小手への素早い動きが必要で、面を打ちにいくとみせかけるフェイントをかけ、面を防ごうとした
すきを狙い小手を打つ。
・払い小手
下段を攻めて、相手の動きが一瞬止まったところを竹刀を払い上げ、同時に踏み込み右小手を打つ。
・引き小手
つばぜり合いから裏崩しであいた右小手を狙う。
・出ばな小手
下段を攻めて相手が面を打とうとするように相手を誘い、竹刀が上にあがろうとする瞬間に、小さな振り
上げからコンパ クトに相手の動きに転じるところを打つ。
●突き
表からの突き 下段攻めに対して、竹刀を相手が開いたり、下段まで竹刀を相手が下げてきた瞬間のすきを狙い突きをうつ。